北海道・北東北の縄文遺跡群 english
北海道北東北の縄文遺跡群とは? |
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今から約1万5千年前に、先人たちは縄文文化という文化を築きました。各地に残る遺跡が、その暮らしぶりを今に伝えています。 中でも、北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群からは土器や漆器のほか土偶も豊富に出土するほか、大規模な環状列石なども発見され、縄文文化の特徴を色濃く伝えるものとなっております。 北海道では、これら縄文遺跡群を人類のかけがえのない遺産として後世へ伝えるため、東北3県及び関係市町とともに、胆振の3つの遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向けた取り組みを進め、平成21年1月には、世界遺産候補としてユネスコ世界遺産センターの世界遺産暫定一覧表に記載されました。 |
胆振管内の縄文遺跡 | |
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●入江・高砂貝塚(洞爺湖町) 縄文時代前期から後期の大規模な貝塚を伴う集落遺跡で、3mに及ぶ貝層からは多数の人骨や遺物が出土。縄文時代晩期の土坑墓群も確認され、多数の人骨と副葬品が出土しています。縄文時代前期から晩期における周辺の自然環境や生活、生業、さらに人類学的形質や葬法などを知る上で重要とされています。
●北黄金貝塚(伊達市) 縄文時代早期(約7000年前)~中期頃(約4500年前)の遺跡群。 祭祀用具の精巧な骨格器は、縄文時代の精神文化を知る重要な資料とされています。 |
【リンク】・洞爺湖町教育委員会社会教育課 (「遺跡・文化財」をクリックしてください。) |