令和6年12月5日(木)に、洞爺湖町内でJAとうや湖人参振興協議会反省会が開催され、生産者計14名の参加がありました。
反省会では、JAより令和6年産にんじんの収穫量、販売実績などの報告が行われました。当地域では、収量、販売取扱額とともに過去最高を記録したとの報告がありました。
反省会終了後は、普及センターより次年度へ向けて栽培研修会を行いました。会員ほ場で実施した土壌硬度測定より、深さ30~40㎝に硬盤層形成がみられやすく、心土破砕位置の目安となる点や、物理性の良いほ場事例を紹介しました。
また、収穫後の後作緑肥(イネ科)の主力であるえん麦野生種のいもち病対策に向けて、代替種(スーダングラス等)の試験事例を紹介しました。
土壌硬度測定事例
緑肥試験の様子(スーダングラス)
同JA管下のにんじん生産は、YES!clean栽培を主として取り組んでおり、実需先から高い評価を受けています。同協議会からは、「クリーン農業実践による農産物の付加価値の向上は重要」などの言葉が挙げられました。