アルコール依存症とは
アルコール依存症は、お酒をやめるブレーキが壊れてコントロールがきかない病気です。自分の意志ではお酒をやめられません。
回復には、治療プログラムや自助グループへの参加が必要になります。
アルコール依存症のスクリーニングテスト(CAGE)
□ 飲酒量を減らさなければならいと感じたことがありますか(Cut down)
□ 他人があなたの飲酒を非難するので気にさわったことがありますか(Annoyed by criticism)
□ 自分の飲酒について悪いとか申し訳ないと感じたことがありますか(Guilty feeling)
□ 神経を落ち着かせたり、二日酔いを治すために「迎え酒」をしたことがありますか(Ey3e-opener)
※2項目以上あてはまるはアルコール依存症の可能性があります
WHOが2010年に採択した「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」において、AUDIT(アルコール使用障害同定テスト)が推奨されています。
適性飲酒量は男性で純アルコール量20g*程度、女性や高齢者では10g程度とされています。
*純アルコール量20gはビールであれば500ml、日本酒であれば1合相当
現在の飲酒習慣が適切なものか、一度確認してみましょう。
ギャンブル依存症とは
ギャンブル依存症とは、ギャンブルを続けるうちに、ギャンブルへの強烈な欲求が反復出現するようになり、自分の意志でギャンブル行為を制御できなくなる病気です。
ギャンブルによって、経済的・社会的・精神的な問題が生じているにも関わらず、やめることができない状態をさします。
ギャンブルに関する10の質問(北海道立精神保健福祉センター作成)
□ ギャンブルのことを考えて仕事が手につかなくなることがある
□ 自由なお金があると、まず第一にギャンブルのことが頭に浮かぶ
□ ギャンブルに行けないことでイライラしたり、怒りっぽくなることがある
□ 一文無しになるまでギャンブルをし続けることがある
□ ギャンブルを減らそう、やめようと努力してみたが、結局ダメだった
□ 家族に嘘を言って、ギャンブルをやることがしばしばある
□ ギャンブル場に、知り合いや友人はいない方が良い
□ 20万円以上の借金を5回以上したことがある、あるいは総額50万円以上の借金をしたことがあるのにギャンブルを続けている
□ 支払予定の金を流用したり、財産を勝手に換金してギャンブルに当て込んだことがある
□ 家族に泣かれたり、固く約束させられたりしたことが2度以上ある
※3~4個の人:ギャンブルの楽しみ方を今一度見直しましょう。要注意です。
5個以上の人:病的ギャンブラーの可能性が極めて高いです。
ギャンブル依存症に関するリーフレットはこちら。
依存症からの回復には、同じ体験をした当事者(本人・家族)たちが集まり、お互いの体験を安心して語ることができるグループへの参加が効果的です。
当事者により運営されているグループを「自助グループ」と呼んでいます。
→東胆振地域の回復のための自助グループ一覧 (PDF 142KB)
※「北海道飲酒運転の根絶に関する条例」が、平成27年2月1日から施行されました。
アルコール健康障害(アルコール依存症など)の関する相談は、本相談窓口で受け付けていますので、ご相談して下さい。