高次脳機能障害者支援法について
高次脳機能障害とは、疾病の発症又は事故による受傷による脳の器質的病変に起因すると認められる記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害、失語、失行、失認その他の認知機能の障害として政令で定めるものをいい、その患者数は全国で約23 万人と推計されています。
高次脳機能障害は外形上判断しづらく、その特性の理解も進んでいない等の理由で、患者と家族は適切な支援を受けることができず、日常生活や社会生活に困難を抱えているとの指摘があります。
このような現状を踏まえ、高次脳機能障害への理解を促進するとともに、高次脳機能障害者の自立及び社会参加のための生活全般にわたる支援を、どの地域でも、あらゆる段階(医療・リハビリ⇒生活支援⇒社会参加支援)で、切れ目なく受けられるようにするため、令和7年12月16日に議員立法による「高次脳機能障害者支援法」が成立しました。この法律は、令和8年4月1日から施行予定です。
高次脳機能障がいとは
交通事故や頭部のケガ、脳卒中など脳損傷後の後遺症としてみられる障がいで、記憶・注意・言語などの認知機能に変化が起き、生活に支障を来します。
退院後、自宅に戻ってから明らかになることが多く、また、一見しただけでは障がいがあることがわかりにくいため、周囲の理解を得ることが難しいと言われています。
主な原因
(1) 脳血管障害によるもの 脳出血 くも膜下出血 脳梗塞 脳血栓など
(2) 外傷(頭部外傷)によるもの 交通事故 高いところからの転落 スポーツ中の転倒など
(3) その他 脳炎 低酸素脳症 脳腫瘍など
代表的な症状
ケガや病気により、脳に損傷を負うと、次のような症状がでることがあります。
| 記憶障害 | 物の置き場所を忘れたり、新しい出来事を覚えていられないために何度も同じこと繰り返し質問したりする。 |
| 注意障害 | ぼんやりしていて、何かをするとミスばかりする。ふたつのことを同時にしようとすると混乱する。 |
| 遂行機能障害 | 自分で計画を立てて、ものごとを実行することができない。いきあたりばったりの行動をする。 |
| 病識欠落 | 自分が障がいを持っていることに対する認識がうまくできない。障がいがないかのようにふるまったり、言ったりする。 |
| 社会的行動障害 | 意欲の低下。すぐに怒ったり笑ったりし、感情のコントロールが低下する。すぐに他人を頼るなど依存性が強くなる。無制限に食べるなど欲求のコントロールが低下する。 |
これらの症状により、日常生活または社会生活に制約がある状態が高次脳機能障害です。
診断基準等各種情報については、高次脳機能障害情報・支援センター(国立身体障害者リハビリテーションセンター)のホームページをご覧ください。
高次脳機能障がいに関する全般的な相談について
北海道苫小牧保健所では、高次脳機能障がいのある方の生活を支援するために、保健師が各種相談や情報の提供を行っています。
・高次脳機能障がいと診断され、今後のことが心配
・サービスを利用したいが、どこに相談してよいか分からない・・・など
疾患や年齢を問わずお気軽にご相談ください(平日9:00~17:00)。
| 担当 | 苫小牧保健所 健康推進課 健康支援係 |
|---|---|
| 住所 | 苫小牧市若草町2丁目2番21号 |
| 電話 | (0144)77-9934 |
| FAX | (0144)34-4177 |
身近な相談機関について
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高次脳機能障がいリーフレット
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