北海道むかわ町
むかわのニラの産地の取組 H23.1.24up! new
 
化学農薬・肥料を抑えた“YES!clean”認証の野菜
むかわのニラ
クリーンむかわニラ01イエスクリーン 

特徴

品種名:パワフルグリーンベルト
野菜むかわニラ○株養成期間に倒伏させないようネットを張り、株の充実を図った、太く柔らかく色が濃いニラ。
○冬場にほぼ無加温、低温でじっくりと育てるため、「葉肉が厚く甘みが強い」と、市場関係者から高い評価を受けています。
○また、無加温のため、夜間はぐっと冷え込みます。結果、病虫害の発生が極めて少ないので、農薬の使用を大幅に抑えて育てています。
○むかわの冬期のニラの生産量は全道2位と、全道有数の生産量を誇っています。
購入可能時期 1月上旬~4月下旬

YES!clean
の取り組み

JAむかわ蔬菜園芸振興会ニラ部会
○たい肥や有機質肥料を基本とした土づくりを行い、化学肥料の使用を抑えています。
○連作や、マルチの使用により、農薬の使用を抑えています。

○化学農薬・肥料の使用基準~慣行レベルと比べて
グラフむかわニラ
お問い合わせ先 JAむかわ 営農部 (勇払郡むかわ町文京2丁目、電話:0145-42-3311地図


取扱店

○Aコープ鵡川セレス店地図はこちら
 (勇払郡むかわ町末広2-125、電話:0145-42-5511)

関連情報~胆振の「地産地食」レポート
むかわ町のニラの生産現場を取材しました
むかわのニラの現地調査の様子

にらにらを使ったレシピ集


○ むかわのにらの産地の取組H23.1.24up!new

【むかわ町の紹介】
 むかわ町は、平成18年に旧鵡川町と旧穂別町が合併して誕生した、「ししゃも」、「たんぽぽ」、「高校野球」でおなじみの町です。特に、「鵡川ししゃも」は地域ブランドとして有名なことから、水産業のイメージが強い町ですが、耕種部門の農業粗生産額では東胆振管内第1位(平成18年度)と、農業もとても盛んな町です。水稲・畑作に加え、近年は、ハウスを活用した野菜の施設園芸が伸びています。


 むかわ町鵡川地区で施設園芸栽培が始まったのは約30年前。稲作専業からの脱却を目指し、現在、全農家の約9割でハウスが導入されていて、試行錯誤の品目選び・オリジナルの栽培技術・工夫を凝らした販売手法で「農業1本で周年食べていく!」という夢を手にしています。

 

【JA鵡川蔬菜園芸振興会ニラ部会の紹介】
 鵡川野菜の顔となった「トマト」「みずな」「春レタス」に加え、今回の主役は「ニラ」。冬季の生産量が全道2位を誇っているニラは、鵡川地区の農業振興に大きな役割を果たしています。ニラ部会の発足は平成3年。7戸の農家で走り出し、現在32戸にまで成長しました。「発足当時は、何度も他産地に技術を習いに行った。しつこく行っちゃってさ・・・」と苦笑いの部会員。学習意欲の高さと仲間意識の強さは現在も受け継がれています。

【鵡川地区のニラの品質へのこだわり】
1 美味しさは期間限定!
 シバレのきつい冬季に日照がある鵡川地区。厳寒期でも昼間のハウス内は、汗ばむほどの温度となります。1年に同じ株から10回程度収穫可能なニラですが、香りが強く甘みのあるニラを生産できるのは、昼夜の温度差が大きい1月~4月のこの時期だけ! 鵡川地区では1月~4月に同じ株から、たったの3回しか収穫せず、一番美味しい時期のニラだけを食卓に送り出しています。このため、「葉肉が厚く甘みが強い」と、市場関係者から高い評価を受けています。

2.包み隠さず「裸」で勝負!
 多くの産地が使用している鮮度保持フィルム。見栄えするため消費者が品質の良し悪しを判断するのは難しいですが、鵡川は、収穫・調製・結束後、「裸」のまま箱詰めをします。鮮度と品質に自信があるからこそ、あえて鮮度保持フィルムには入れず、「裸」で勝負しています。「出荷された箱は全部開けて確認している。厳しいチェックをくぐり抜けたニラが食卓に並ぶのがウリ!」と鵡川農協事務局の国重俊介さんも自信に満ちています。

3 姿勢を正し、力を蓄える
 収穫後も翌年に向けて力を蓄えます。特徴的な技術は、「倒伏防止」。収穫打ち切り後の株養成期間にネットを設置して「姿勢を正す」ことで、倒伏を防止して株を充実させ、次年度への収量確保を図っています。

【クリーン農業の取組】
 いくら、鵡川は日中の日照があるとは言っても、あたり一面が雪で覆われ、ほぼ無加温の厳冬期のハウス内は、夜間はしばれるまで冷え込みます。これは、野菜のみならず、病気や病虫にも非常に過酷な環境。でも、このお陰で、慣行レベルと比べて大幅な減農薬での栽培が可能なのです。平成19年にはYES!cleanの登録集団となりましたので、「安全・安心」は折り紙付きです。

【みんなで勉強、みんなで成長】
1.農業改良普及センターとタッグで
 鵡川のニラの出荷が本格的に始まる1月には、部会役員と農協と農業改良普及センター東胆振支所がタッグを組んで全戸を巡回して、施肥・かん水・適期収穫・病害を未然に防ぐための管理について直々に指導すると同時に、生育や土壌の調査も行い、調査結果と改善案を個々に提示しています。また、普及センター職員が講師を務めた講習会等も行われています。

2.ライバルの垣根を超えた「目均し会」
 出荷時期の1~4月には、品質の確認・均一化を目的として「目均し会」を行っていますが、これは、「お互いが情報交換し、仲間をサポートすることで、部会全体をもり立てる」といった、ライバルの垣根を超えた団結心の糧となっています。

3.自ら積極的に情報収集
 部会の役員は、2年に一度行われる全国にら大会へ出席して、「流通面の多様化、大型化、安全・安心で高品質な生産」などの情報収集を行い、得られた情報を部会員皆で活用しています。

4.「若い芽」の育成
 部会内部には、近い将来、部会のリーダーに成り得る若手を育成するために設立された「研修部」があります。「研修部」は現在、3人の若手部会員で構成されており、栽培技術の改善並びに部会の「若い芽」の育成に取り組んでいます。

 このような「みんなで勉強し、みんなで成長する」という部会の姿勢こそが、市場で認められる高品質なニラを作り出す秘訣なのです。

【新しいオリジナルを目指して】
  「この数年で、胸を張って送り出せる商品を作れる部会になった。でも、ここで満足してちゃダメでしょ!」と小笠原部会長。現在、ニラ部会では、道内産のニラが端境期となる11~12月に出荷を目指している。「農業1本で周年食べていく!」ために「オリジナル」をいくつも生み出してきた鵡川。アッと驚く、他では真似できない新しい鵡川のニラを生み出すことでしょう。

取材・協力:胆振農業改良普及センター東胆振支所

むかわのニラ01
出荷箱に入るのを待つ裸のニラ


検討課題を論議する研修部の若手部会員と小笠原部会長(右奥)
検討課題を論議する研修部の若手部会員と小笠原部会長(右奥)


助言する小笠原部会長(左)と聞き入る部会員
助言する小笠原部会長(左)と聞き入る部会員


倒伏防止のネットを設置し、株を養成する
倒伏防止のネットを設置し、株を養成する


鵡川の喰処「灯(とう)泉(せん)房(ぼう)」(愛食レストラン)マスターの木村さん
鵡川の喰処「灯(とう)泉(せん)房(ぼう)」(愛食レストラン)マスターの木村さんと、期間限定メニューのニラづくしのスタミナ丼定食。鵡川地区のニラは地元の人々にも愛される食材



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