北海道洞爺湖町  とうや湖のあさつきの産地の取組    H22.3.30up!new
化学農薬・肥料を抑えた“YES!clean”認証の野菜
とうや湖のあさつき
関連情報~  豊浦町の『とうや湖のあさつき』を紹介します(胆振の地産地食)
あさつき02クリーンあさつき イエスクリーン

特徴

品種名:豊浦町在来種
○あさつき(浅月・浅葱・糸葱)とは、もともとは山の草地に生えていた、万能ネギにも似た葉の色が淡緑なネギの仲間です。ここでは豊浦町在来種を栽培しています。
○江戸時代の『本朝食鑑』では効用として「気を下し、食を消し、また能く食を進める」と謳われており、古くから食欲増進に役立つことが知られています。
○カリウム、ビタミンB1・B2・B6、ビタミンC、βカロチン、葉酸等が豊富で、100g当たりの比較ではネギよりも含有量が多いです。(食品分析表第5訂)

○ネギに似た独特の香りと辛みを生かして薬味に、また、さっと茹でて三杯酢や酢味噌などの和え物などに適しています。

購入可能時期 12月下旬~4月中旬

YES!clean
の取り組み

JAとうや湖浅月部会
○堆肥や緑肥(ヘイオーツ)、有機配合肥料による土づくりや、定期的な土壌分析・診断により、化学肥料の使用を抑えています。
○病害虫の発生源となるほ場周辺の雑草の刈取などの環境整備で、農薬の使用を抑えています。

化学農薬・肥料の使用基準~慣行レベルと比べて
グラフ
お問い合わせ先 JAとうや湖 (虻田郡洞爺湖町香川55-7地図はこちら、電話:0142-89-2468)
     

取扱店

○JAとうや湖Aコープ各店舗
(とうや湖店:0142-76-5566地図はこちら、豊浦店:0142-83-2111地図はこちら、洞爺店:0142-82-5875地図はこちら、壮瞥店:0142-66-2594地図はこちら、大滝店:0142-68-6213地図はこちら
○コープさっぽろ(トドック)

○ とうや湖のあさつきの産地の取組H22.3.30up!new

【豊浦町の紹介】
 豊浦町は、内浦湾沿いの、夏・冬通じて温暖な町。豊浦の特産品「豊浦いちご」は、地域ブランドとして市場から高い評価を受けており、また、近年は内藤大助の故郷としても全国的に有名になりました。

 とうや湖のあさつきを生産している豊浦町礼文地区は、豊浦町本町から渡島方面へ向かった、礼文華峠の手前の内陸に位置します。

 取材に訪れたのは、豊浦町本町ではすっかり根雪も消えた3月中旬。礼文地区はまだ50cm以上の根雪に覆われていて、まだ冬の様相を呈しており、山あいの多くのビニールハウスのなかで「あさつき」が出荷を待っていました。


【あさつきの紹介】
 あさつき(浅月・浅葱・糸葱)は、万能ネギにも似た葉の色が淡緑なネギの仲間。この地域では以前から、地域の農家の方が周辺の山林に自生する野生のあさつきを畑に植えて栽培していましたが、本格的に産地として出荷しはじめたのは20年ほど前。減反で農家の所得が減少するなか、農家の冬場の仕事と収入を確保するため、地域の農家さんが皆で栽培を始めました。

 「とうや湖のあさつき」は豊浦在来種。この地域に栽培条件が合っていたため、寒さやしばれにも強くて育てやすいそうです。

 「とうや湖のあさつき」の出荷時期は、真冬の1月中旬から4月中旬まで。札幌や室蘭など道内の市場にのみ出荷しています。「二重カーテン+トンネル」栽培で、1月出荷分は温水ボイラーで加温していますが、2月以降は、無加温でじっくりと、環境にもやさしい栽培方法でエコに育てています。

 あさつきはマイナーな野菜のため、道内の産地は豊浦町のみ。道外でも福島県位と、産地は少数です。栽培を始めた当初は、国内一大産地の福島県産に押され、なかなか市場でも全量売れずに苦労したとのことでした。

【クリーン農業の取組】
  JAとうや湖淺月部会がYES!cleanに取り組んだ理由、それはあさつきの「品質の均一化」。YES!cleanに取り組む前は、部会員毎に栽培方法がまちまちでしたが、部会員皆が堆肥や緑肥で土づくりをし、土壌分析に基づいた施肥を行い、植付・施肥・除草・温度管理などの栽培方法を皆で取り決め、年2回、胆振農業改良普及センター本所と技術研修会を行い、皆でお互いの圃場を回る「目均し」をすることで、品質の均一化が図られました。

 それとともに、「とうや湖のあさつき」の市場での評価も高まって市場からのクレームもなくなり、また、近年は福島産のあさつきの道内への入荷量が減ったこともあって、札幌の市場から「とうや湖のあさつき」への引き合いが多く来るようになったそうです。

  「とうや湖のあさつき」は元々、豊浦在来種の野草。この地域の暑さ・寒さや病気にも強い野菜。また、真冬の無加温栽培で、夜間はしばれる位まで冷え込み、病害虫がほとんど発生しないので、クリーン農業にも適しています。

 こちらでは、前年の8月下旬の植え付け後に農薬を必要最小限の回数散布した後は、雪が降ってから春の出荷まで一切、無農薬。安心してお召し上がり頂けます。

【地域の課題】
  今では生産・販売が軌道に乗った「とうや湖のあさつき」ですが、地域ならではの課題もあります。それは「担い手不足」。あさつきは、出荷に大変手間が掛かります。収穫して、下っ葉を取って、洗って、揃えて、パック詰めして、etc。

 他の野菜ならハーベスターで機械化できる収穫作業も、ネギなら圧縮空気で一気にできる調整作業も、細くて繊細で柔らかいあさつきの場合はすべて手作業。地域の農家さんが年々高齢化するなか、手間の掛かるあさつきを栽培する農家さんは、徐々に減少しているそうです。

 山あいで雪は多いけど、内陸なので海霧の影響も受けにくく、お米やイチゴがすくすく育つ礼文地区。「若い農家さんを新規就農などで増やすことが地域の課題です」と、河野誠部会長が話されていました。

【消費者へのメッセージ】
 JAとうや湖あさつき部会の河野誠部会長に、消費者へのメッセージを伺いました。

 「あさつきはマイナーな野菜なので、なかなか食べる機会が少ないかも知れませんが、長ネギとニラの中間のような野菜ですので、薬味や酢味噌だけでなく、色んな料理に使ってみて下さい。特に、ジンギスカンなどの肉料理とは相性抜群です!道内のスーパーや、コープさっぽろのトドックでお取り扱いしていますので、見かけた時には、YES!cleanの安全・安心な「とうや湖のあさつき」を是非、食べてみて下さい。」との事でした。

 胆振農業改良普及センターも、技術指導や研修会を通じて、あさつき部会のクリーン農業の取組をサポートしています。

取材・協力:胆振農業改良普及センター本所

あさつきのハウス
3月中旬、まだ冬の様相を呈している、あさつきのビニールハウス

あさつきのハウス内
ハウスの中の、出荷直前のあさつきです

あさつきのアップ画像
あさつきのアップ画像です

あさつきのパック詰め作業
あさつきのパックく詰めの様子です

パックされたあさつき
とうや湖のあさつきは「YES!clean」。安全・安心です

店頭のあさつき
スーパー店頭にならぶ「とうや湖のあさつき」

あさつき部会の河野部会長
「色んな料理に使ってみて下さい!」と語る、JAとうや湖あさつき部会の河野誠部会長


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