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最終更新日:2017年9月27日(水)

 

ストップ!エイズ

 

  <目次>

1 エイズってどんな病気?

2 エイズのことをなぜ知らなくちゃいけないの?

3 エイズはどれくらい増えているの?

4 エイズはどのようにして感染するの?

5 こんなことではHIVはうつりません

6 HIVに感染するとあらわれる症状

7 HIV感染を避けるために積極的に自己防衛しましょう

8 もし、周囲に感染者が出たら

9 もし、あなたがHIVに感染していたら

10 エイズ相談を受けるにはどうするの?

11 エイズ検査は簡単に受けられます


エイズを良く知って、感染の拡大を防ぎましょう

1 エイズってどんな病気?

 エイズ(AIDS)とは、Acqui#C00000 Immunodeficiency Syndrome(後天性免疫不全症候群)の頭文字をとった病名で、わたしたちの体に自然に備わっている病気に対する抵抗力、つまり免疫機能が働かなくなる深刻な病気です。

エイズを引き起こすのは、HIVと呼ばれるウイルス

 HIVは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)の略で、1983年に発見されました。このウイルスが免疫機能の主役であるリンパ球を破壊し、免疫機能を低下させていきます。

免疫機能が落ちると、病気にかかりやすくなります

 わたしたちの身の回りには細菌やウイルス、カビなどがたくさん存在していますが、普通はこれらが体内に入っても自然の免疫機能が働き、病気にはなりません。ところが、HIVに感染して免疫機能が落ちてくると、細菌やウイルス、カビなどが体に入り、どんどん増え続け、ついには重い肺炎やがんなどにかかり命を失うことになります。

 

2 エイズのことをなぜ知らなくちゃいけないの?

現在、エイズを予防するワクチンはありません

 いま全世界で、ワクチンの研究が続けられていますが、エイズを完全に予防するワクチンの開発は当分難しい状況です。

特別な人だけが、感染するのではありません

 年とっているか若いか、男か女か、同性愛か異性愛かなどに関係なく、誰でも感染の可能性があります。

 「エイズの感染爆発」これは決して海の向こうの話ではなく、日本もここ2~3年感染者が急増し、その瀬戸際にきています。だれでもHIVに感染する可能性があるのです。

 

3 エイズはどれくらい増えているの?

世界では

 世界規模のHIV/AIDSの流行によって、2003年には、300万人以上が命を落とし、500万人が新たにHIV(human immunodeficiency virus:ヒト免疫不全ウイルス)に感染したと推計されます。その結果、世界中でHIV/AIDSと共に生きる人々は4000万人に上っています。

日本では

 日本では、2006年3月26日現在、エイズ患者数3,715人、HIV感染者数7,536人が報告されていますが、実際の感染者数は1万人以上と推計されています。原因別にみると、全体では「性的接触」による感染者が約90%占めていますが、男性においては同性間の性的接触による感染が増加の傾向をみせています。年齢別では、20~30代の若い世代の増加が顕著です。また、いきなりエイズ患者として報告される人も約30%占めており、感染者の潜在化が懸念されます。

北海道では

 北海道では、2006年3月26日現在、血液凝固因子製剤による患者を除くと、エイズ患者数60人、HIV感染者数67人が報告されています。

 

4 エイズはどのようにして感染するの?

 これまでの研究で、HIVがもっとも多く含まれているのは、ア血液、イ精液、ウ膣分泌液の順で、感染する割合もこの順で高くなっています。しかも、感染原因の約90%が性的接触による感染といわれています。

1 性的接触による感染

 感染者の精液や膣分泌物に含まれているHIVは、性器や直腸、口などの粘膜を通してパートナーの体内に入り感染します。また、クラミジア、淋病、梅毒、ヘルペス等の性感染症(性行為でうつる病気)にかかっていると、HIVの感染率は4~5倍にも高くなります。中には症状が現れない性感染症もあります。

2 血液による感染

 輸血での感染は、現在の日本では、まず心配いりません。問題なのは、汚染した注射針や注射器での麻薬の回し打ちです。また、感染者の血液が傷口や粘膜に大量につくとうつる可能性があります。

3 母親から赤ちゃんへ

 母親がHIVに感染していると、妊娠中の母親の胎内で、また出産時、出産後に血液や傷口から感染する可能性があります。また、母乳を通しての感染も報告されています。母子感染の確率は10~30%です。

 

5 こんなことではHIVはうつりません

 HIVは、空気感染、唾液などの飛沫感染、蚊などの昆虫を媒介とした感染はしないことがわかっています。つまり、性的接触以外の日常生活ではうつりません。たとえば次のようなことは心配いりません。

ア  学校や電車、バスの中で誰かの隣に座ってもうつることはありません。

イ  本や文房具を一緒に使っても心配ありません。

ウ  献血でうつる心配はありません。

エ  イヌやネコなどのペットからうつることはありません。

オ  咳やくしゃみなども心配ありません。

カ  理容店や美容院も器具類の消毒は完全ですから安心です。

キ  蚊やその他の虫に刺されても心配ありません。

ク  体に触れたり、握手してもうつりません。

ケ  洋式トイレを使っても心配ありません。

コ  食堂で食事をしたり、グラスや皿などの食器を一緒に使ってもうつることはありません。

サ  タオルやクシなど、日用化粧品でうつることはありませんが、自分のものを使うようにしましょう。

シ  プールで泳いだり、お風呂やシャワーでうつることはありません。

 

6 HIVに感染するとあらわれる症状

 エイズは感染しても、無症状の期間が長い病気です。数年から10数年、それ以上も発病しない場合があります。一般的には10年で約半数の人が発病します。

無症状期が長い

 感染から数週間後に、風邪に似た急性症状が出ることがありますが、多くの人には、自覚症状はありません。この無症状の期間が、平均で約10年続きます。

無症状期を過ぎるとエイズ関連症候群があらわれる

 たとえば、次のような症状がしつこく続き、だんだん重くなっていきます。

● 寝汗や発熱が続く。

● 首のまわり、脇の下、股のつけねなどのリンパ腺がはれる。

● 原因もなく、急激に体重が減る。

● 疲れやすくなる。

● 下痢をするようになり、食欲がなくなる。

● 口の中に白い斑点ができる。

 

 ※ こんな症状があっても必ずしもHIVが原因とは限りません。しかし症状が、数週間続くようなら医師の診察を受けてください。

 

さらに病状がすすむとエイズを発病する

 からだの抵抗力が弱くなり、普通のときにはなんでもない弱い細菌やカビ、原虫に感染しやすくなったり(日和見感染症)、悪性腫瘍もできやすくなります。カリニ肺炎やカポジ肉腫が代表的なものです。そして、こうした症状をエイズと呼びます。

 また、HIVは脳神経系も襲い、意識低下や記憶力低下の症状が現れることがあります。(たとえば、●健忘症、●無関心、●決断力の喪失・部分的まひ、●運動機能の障害、●知覚機能の障害など。)

 

7 HIV感染を避けるために積極的に自己防衛しましょう

 感染の危険性はだれにでもあります。特に一般の人が気を付けなければならないのは、性的接触による感染です。感染しやすいかどうかは、その人がどんな性行動をしているかで決まるといって良いでしょう。

いつでも節度ある性行動を心がける

 海外への旅行や出張では、解放感からハメをはずしがちです。また、アルコールや薬物は抑制力を弱め判断力を狂わせ、無防備な性行動に走らせる危険性があります。

よく知らない人とのセックスや売買春をしない

 よく知らない人とのセックスや売買春は危険です。HIVに感染しても無症状期が数年から10年以上と長いため、HIV感染について話し合えるパートナーとの安全なセックスをする必要があります。

たった一度のセックスでも感染する


確かに、一回の性行為でのHIVの感染率は低い、と報告されています。しかし同時に、たった一度のセックスでの感染も報告されているのを知っておいて下さい。


アナルセックス、オーラルセックスなどはなるべく控える


 肛門内部は血管が集中し、傷つきやすいので、とても感染しやすい部分です。精液が直接口に入るオーラルセックスも危険です。激しいディープキスも、口の中に虫歯や傷があると血液で感染する可能性があります。

最善の予防はコンドームを使うこと

 感染しているかどうかわからない相手とのセックスには、必ずコンドームを使うようにしましょう。正しく使えばセックスでの感染を防ぐ最善の方法です。使用方法や保存方法をきちんと守ってください。   

    ※ コンドームを使う場合の注意 
     •最初から最後までつける。
     •不良品は使わない。
     •一度使ったものは、再使用しない。
     •つけるときは、先端の精液だまりの空気を抜く。
     •はずすとき、精液がこぼれないよう気をつける。
     •処分後、手や性器を洗う。
     •使用期限を守る。 

麻薬などの薬物に手を出さない

 麻薬の回し打ちは、感染率が非常に高く、HIVの主要感染経路となっています。しかも麻薬は、人格を破壊してしまいます。一度でも麻薬注射の経験があるなら、すぐに医師に相談しましょう。 

性感染症はきちんと治療する

 男性ではおしっこのでるあたりから膿がでる、しみる感じや痛みが出現します。女性では帯下(おりもの)の量・性状や臭いの変化があります。症状の現れない方もいますので注意が必要です。男性は泌尿器科、女性は婦人科に受診します。パートナーと一緒に、最後まで治療を続けることが必要です。

8 もし、周囲に感染者が出たら

 HIVは感染力の弱いウイルスで、性的接触以外の日常的な接触では感染することはなく、学校や職場、近所づきあいなどの生活で感染することはありません。これまで同様に接するようにしましょう。また、感染者や患者は、孤独や不安を抱きやすいので、思いやりが必要です。

HIVに感染したのは本人のせいではない

 日本のエイズ患者、HIV感染者の中には血液製剤での感染者もいます。性的接触での感染も売買春で感染した人ばかりではありません。感染させた人も自分がHIV感染者と思っていなかった人がほとんどです。 

本人が公表していない場合、決して他の人に話さない

 感染者であることを打ち明けられたり、偶然にある人が感染者であることを知った場合、本人が公表していない限り、決して他の人に話してはいけません。社会全体がエイズへの偏見をなくし、患者や感染者を支援するようになるまで、ひとりひとりがプライバシー保護に努めるようにしましょう。 

これまでと変わらない態度で接しましょう

 健康な人と変わりなく生活できる感染者に対しては、これまで同様の関係を続けましょう。特別に気を使ったりする必要はありません。病状が進んだ場合も、がんや心臓病など他の病気と同じように接することです。 

思いやりを表現し力になりましょう

 感染者は、ちょっとした激励の言葉や、思いやりのある態度に勇気づけられることがあります。周囲に誤解や偏見がある場合は、エイズについて正しく理解するよう、働きかけましょう。 

 < これだけは注意してください >    

 •感染者の血液が、直接粘膜につかないようにします。皮膚は、傷口がなければ心配ありません。
 •感染者の血液に触れた場合は、すぐ流水と石鹸で洗い流してください。心配なら、エタノールやオキシドールなどの消毒薬をつけます。衣類の消毒は家庭用漂白剤に10分くらい浸します。
 •感染者が出血したときは、ゴム手袋をして介抱してください。 

   

9 もし、あなたがHIVに感染していたら

専門医の診察と健康指導を受ける

•保健所やエイズ相談機関などに相談して、HIV感染者の治療の経験のある医師や病院を紹介してもらいましょう。
•定期的に診察を受けて免疫の状態を調べ、検査や治療をしてもらいます。日常生活で、健康を維持するためのアドバイスも受けてください。
•現在の治療は、医学の進歩によりHIVに感染していても早期発見・早期治療によってウイルスの増殖を抑え、身体の免疫力の低下を遅らせることによって、エイズ発病を抑えることができるようになりました。

医療費助成等の福祉制度について

 1998年から、HIV陽性者は、「身体障害者福祉法」に基づいて、申請することで「HIVによる免疫機能障害」として、身体障害者に認定されることになりました。

 障害の程度に応じた医療費の助成や福祉サービスを受けることができます。

悩みを相談できるカウンセラーや支援グループ、友人の協力を求める


•日本ではいま、医療や教育、企業などさまざまな分野でエイズのカウンセラーを養成中です。エイズ相談機関に紹介してもらい、信頼関係をつくりましょう。
•民間の支援グループも、感染者の生活や悩みの相談にのっています。
•落ち込んだ気持ちや悩みを話せる友人がいれば、いっそう勇気づけられるでしょう。

仕事を続ける

 仕事は、自尊心と生活の維持にとても大切なものです。定収入が入り、気持ちに張りも出てきます。仕事上で同僚に感染させる心配は、まったくありません。 

他の病院で医師にかかるときは、陽性であることを知らせる

 医師や看護婦に感染させないためにも、また感染者が適切な治療を受けるためにも必要なことです。妊娠についても、医師とよく相談して決めてください。

 < ほかの人に感染させないため、次のことに心がけてください >

•血液のつくおそれのあるものは共用しない
  カミソリ、毛抜き、歯ブラシ、ヘアブラシなどは、自分専用にしてください。
•献血、臓器提供をしない
  感染率が非常に高いので、絶対してはいけません。
•性行為を持った相手に知らせる
  感染の拡大を防ぐためにぜひとも必要です。
•性行為をする場合は、コンドームを使う
  性行為をするときは、最初から最後まで、コンドームを使用します。 


10 エイズ相談を受けるにはどうするの?

 雑誌などに書いてある症状を自分に当てはめて、「やっぱりエイズかもしれない」と不安を抱いている人が増えています。

 だれにも相談できず、1人で悩んでいる人もいますが、どうぞ1人で悩まず、ご相談ください。 

 

「もしかして」と思ったらエイズ専用電話でご相談ください 

     

       苫小牧保健所 エイズ専用相談電話・・・0144-35-7474

        (相談時間:平日の午前9時~午後5時) 


 相談は匿名で可能です。相談に関する秘密は守られますので、心配なことがあれば、エイズ専用相談電話にご相談ください。

 なお、道内の各保健所にも、エイズ専用電話がありますので、ご利用ください。  


11 エイズ検査は簡単に受けられます

思いあたる日から3ヶ月をおいてから

 現在行われているエイズ検査は、HIVに感染したかどうかを、血液中の抗体のある(陽性)・なし(陰性)で判定しますので、抗体が作られるまでの期間はHIVに感染していても、陽性となりません。

  思いあたる日(性的接触、血液による感染などがあった日)から3ヶ月をおいて検査を受けてください。

 

匿名で検査できます 

 秘密が守られます。 


検査には予約が必要です 

 苫小牧保健所では、毎月3回検査を実施しています。すべて予約制のため、事前に電話等で日時の予約をしてください。

   

○苫小牧保健所エイズ専用相談電話(0144-35-7474)

   ○苫小牧保健所(0144-34-4168)


 *平成29年度 検査日程*  New!  1月23日から1月24日に日程変更しました


検査料金は原則無料です

 感染の早期発見や感染予防を目的とした検査のため原則無料ですが、ビザ取得を目的とした検査等は有料になります。

 (有料の例:外国企業に就業する際など「エイズ検査結果診断書」が必要となり検査を受ける場合など)。  


検査はわずかな採血だけ

 検査は、約5ccの採血で済みます。 


査結果(告知)は当日  

 1次検査の結果は、採血後、約90分後にお伝えできます。

 1次検査の結果、陰性(感染していないこと)が確認できない場合は、2次検査を実施します。

 2次検査の結果は10日後にお伝えできます。


結果は、本人と面談によりお伝えしますので、必ず約束の日時に保健所へ来てください。


★連絡先 0144-35-7474(苫小牧保健所エイズ専用電話)