レジオネラ症について
(厚生労働省・(財)日本公衆衛生協会パンフレットより)
レジオネラ症での死亡例が発生しています。
レジオネラ症は、レジオネラ属菌が原因で起こる感染症です。急激に重傷になって、死亡する場合もあるレジオネラ肺炎と、数日で自然に治る場合が多いポンティアック熱に分けられます。レジオネラ肺炎は、乳幼児や高齢者、病人など抵抗力が低下している人や、健康人でも疲労などで体力が落ちている人などが発病しやすいといわれています。
エアロゾルが感染源です。
レジオネラ症は、レジオネラ属菌に汚染された目に見えないほどの細かい水滴(エアロゾル)を吸い込むことで感染します。
打たせ湯、シャワー、ジャグジーなどではエアロゾルが発生するので、循環式浴槽水を管理しなければなりません。
レジオネラ症は人から人へは感染しません。
※レジオネラ属菌は、土の中や河川、湖沼など自然界に生息しています。アメーバなどの原生動物に寄生し、20~25℃で増殖します。したがって、我々の身の回りでは、冷却塔水や循環式浴槽水などで多く検出されます。
レジオネラ属菌検査の受付日について
検査を依頼される場合は、あらかじめ電話で日程の調整をしてください。
採水時の注意事項について
- 最も汚れていると思われる時間、場所から採水する。
- 容器入口(上面)から2~3cmほど空間があくように採水する(容器外側がなるべく水に触れないよう柄杓等を使用し採水してください)。
- 採水後はフタをきっちりと閉める。
- 採水後すぐに送付できない場合は、冷蔵庫に保管する。
- 採水容器をビニール袋等でくるみ、適当な箱等に緩衝材と共にに入れる。
- 冷蔵輸送とする。以上の点に気を付けて採水して下さい。
検査受付について
検査には専用の消毒済みの容器(1,000ml用)を必要としますので、事前に電話又来所にて予約頂き日程の調整及び専用容器(無料)の貸し出しをさせて頂きます。
検査料金について
検査料金は1検体につき14,300円です。
当所試験検査依頼書に北海道収入証紙14,300円×検体数分を貼り、検体を入れた容器と依頼書を一緒に検査日に提出して下さい。
試験検査依頼書(検査申し込み書)
検体の詳細を把握するために、清掃・消毒の頻度や残留塩素濃度、男女の別、清掃・消毒 から採水するまでの時間(日数)、水道水・温泉水の別、循環ろ過等の有無、pH 等をわかる範囲で依頼書にご記載ください。